後ろ向き前のめり
元々、積極的に人間関係を構築するタイプではなかった。
子どもの時から物事に取り組むのも、新しい事を始めるのもいつも周りの様子を伺ってから手をつけるタイプだった。
1番になりたいとか競争心は殆どなく与えられた物をそれなりにこなしてそれなりに褒められていた。
書きながら気付いたが、競争心は無くてもくだらない見栄だけはあったような気がする。
僕の場合、この見栄が自分の本来の好き嫌いとは関係なく比べられる事の全てに働いていた。
恥をかかない事が無意識の目標になり好きも嫌いも薄れて誰かの人生に沿う様に生きてきた。
その見栄に導かれた結果、自分の本質とはズレた場所にいるとしたら、、 それが今の行き詰まり感や暮ら辛さの原因なのかもしれない。
見栄はどんどん肥大し、どこでも1番でないと気が済まなくなっていた。 それはポジティブな競争心や好奇心では無かったはず。
僕以外にもこう言う人は多いんじゃないかな。 積み重ねた経験と実力は好奇心とかけ離れたものも多く今、になって自分にのしかかる。
なぜ自分がこんな思いをしないといけないのか、我の事となるとみんな過保護。
自分に起こりうる事は誰にでも起こりうる事というのを忘れがち。
辛い境遇とか困難とか形は違えど誰にでもあるものを特別扱いしちゃうね。
継続的な悩みを一過性の安心で見えなくするのはお酒で何かを忘れようとするのと大差ない気がする。
一度誰かと比較したりされたりすることの無い(無理なら減らす)状況で自己と対話しなければならないね。
これも何回も繰り返してるのもみんな同じなんだけど、先に進んで同じ悩みに頭を抱えるのと同じ位置でそうするのでは悩みのランクが違う。
何度向き合っても答えが出ないのは問い方に問題があるのだろう。
少し気持ちが休まる環境に身を置いた時の自分と向き合えたら何か見つかる気がするんだけどなぁ。